受講生の声

受講生の声

2020年5月 埼玉大学理学部物理学科3年 須田 亮介さん
(さいたま市立浦和高等学校 出身)
 HiGEPSでは講義・研究・海外研修など本当にいろいろな経験をすることができ、物理をはじめとして自然科学全体に興味を持つことができました。同時にもっとここで学びたいという思いから、私は埼玉大学に進学しました。
 現在は理学部物理学科で現代物理学の基礎を学びながら、HiGEPS同様のプログラムであるHiSEPに参加したり、数学や化学を勉強したりして、多分野にわたる興味を深めています。例えば、数学の線形代数という基礎的な分野が純粋な代数・幾何だけでなく量子力学やフーリエ解析など理工学全体に通じることがわかると、各領域個別の知識が繋がってアツいです。
 私もこのような自然科学の面白さを伝えていけるようになりたいと思っています。
現代物理学
2020年5月 埼玉大学工学部応用化学科3年 小熊 健太さん
(さいたま市立大宮北高等学校 出身)
HiGEPSでは、高校生活ではできない貴重な体験ができました。例えば、海外研修に2度行けたことです。そこでシンポジウムに参加したり現地の理系学生と交流できたのは、自分が海外に興味を持てたきっかけとなりました。また、天文の研究室で望遠鏡を利用して天体の特徴を探り、天文の知識を深めることが出来ました。大学では工学部に所属しているため、HiSEPSとの直接的な関係はありませんが、企画に参加させてもらったり、研修の引率に呼ばれたりと何かと関わってきました。これからも幅広い知識を身に着けていきたいです。 小熊 健太
プログラム担当者から

プログラム担当者から

2021年5月 埼玉大学 理学部 分子生物学科 是枝 晋 講師

HiGEPS「個別研究」では、高校生の皆さんといっしょに研究テーマを練ることになります。その際、どうしても応用研究的なテーマへ誘導することが多くなります。研究の目標を設定しやすいからです。ところが、その過程で、受講生から、素朴だがとても本質的な疑問をぶつけられ、ドキリとすることがあります。

昨今、基礎研究の成果を応用研究へ生かすことが重視され、私たち理学部の者も、常に実用化を意識するようになっています。研究段階が応用研究へ進むと、実用化という目標に向けてまっしぐらとなるようで(私はそのような幸運には恵まれていませんが)、その研究過程で生まれてきた、役には立たないが基礎的には興味深い疑問、というものは放っておかざるを得なくなると聞きます。応用研究を行っていても、基礎科学的に重要な現象を見逃さないセンスは、是非将来も大切に持ち続けてほしいと願っております。

2019年3月 埼玉大学 教育学部 自然科学講座 岡本 和明 教授
皆さんは、将来にどんな目標を持っているでしょうか?私は高校生の頃遊んでばかりいて、研究への興味はさほどありませんでした。理学部に入学し、4年生になり実際に研究を始めると、とても楽しくなりました。そして研究生活をずっと続けています。大学の先生たちと研究を始められる皆さんは、とても素晴らしく、また幸せだと思います。2020年は、人類の歴史と進化の中で意味を持つでしょう。500年あまり前に起こったペストのパンデミックの際は、ルネサンスと呼ばれる文化、そして宗教の束縛から解放された科学への道がレオナルド・ダ・ヴィンチらにより開かれていきました。皆さんは、‘新しい科学’を始めると期待しています。生命や人類の進化と地球全体の進化には深い関係があります。私は特に、初期生命や地震、火山に関わる地球内部の水の役割に興味を持って、観察や分析、実験を行なっています。皆さんと一緒に学んでいければ幸いです。 岡本 和明 教授